引きなおし計算とは
引き直し計算とは、借入する時に発行した契約書に記載されている「約定金利(当時のグレーゾーン金利)」で計算された利息額を、利息制限法に基づいた上限金利20%で計算し直すことを言います。
目次
どうして引きなおし計算が必要なのか?
消費者金融やクレジットカード会社からお金を借りるともちろん「利息」が付きます。
でも、この「利息」を決める「金利(利率)」はあなたと消費者金融・クレジットカード会社の間で決めた金利で、約定金利といいます。
この約定金利は会社によっても異なりますがおおよそ25%~29%(現在はもっと下がり、上限20%となっています)くらいの金利になっていると思います。
この約定金利はグレーゾーン金利であることが多いのです。(2008年当時)
ということは、明らかに払いすぎているお金があるということです。
例えば、10万円を借りたとすると、利息制限法に基づけばどんなに多く利息を付けられたとしても金利は20%のはずです。
それが、契約書を見てみると利率が29%となっていて、上限金利よりも9%分の金利を余計に支払うことになります(グレーゾーン金利)。
このグレーゾーン金利で支払っていた部分はもちろん無効となるわけです。
この「引きなおし計算」をすることで、余分に払っていたお金を割り出し(過払い金といいます)、余分に払っていたお金は元本に割り当てて総返済額の減額を主張できます。
因みに、借金を完済している場合
因みに借金を完済している場合、引き直し計算をして算出した過払い金は全額戻ってきます。
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